『枕木を使ったナチュラルなオープン外構』
広い敷地は全て設計すると当然費用も多くかかります。
敷地全体にお庭を作るのではなく、ご予算の範囲で出来るだけご要望を叶えられるようにプランしました。
建物に合わせたナチュラル外構です。
<外構工事内容:門周り、枕木門柱、アプローチ、植栽、駐車場>
小山市 C様邸
<施工前>
■お客様のご要望■
建物とのバランスを考え、ナチュラルな外構のイメージをお持ちのお施主様。
しかし広い敷地の為、どう使えばいいのかお悩みでした。
芝生もご希望されていましたが、手入れに不安を感じるので面積は小さくしたいとのご要望もありました。
<施工後>
■プランニング時のコンセプト■
広い敷地は気持ちも広々します。
でも反面お手入れする範囲も広くなります。
すべてを庭にしてしまうと眺めはいいのですがお手入れしないと、雑草が生え、雨が降れば水たまりにもなります。
見た目も使い勝手もよくありません。
そこで今回は素敵な建物を引き立てるべく、建物付近に「門+庭+駐車場」をつくり、その他は砕石を敷きました。
ポイントとなるファサード部。
メインとなる門柱にはコンクリートでリアルな枕木を再現した「TOYO レイルスリーパーラフト」を使用しました。
アプローチに使用した同素材の「レイルスリーパーペイブ」も、腐ったり、ささくれる心配もなく、足元をいつまでも味わい深く演出します。
マリンライトとグリーンポストのコーディネートが枕木とマッチし、より一層ナチュラルな空間を感じさせてくれてます。
アプローチをデザインする際、枕木等で作りたいとお客様からのご要望がありましたが、同時に多少歩きにくいといイメージもお持ちでした。
そこでアプローチは2パターンの動線を造ることをご提案。
門柱・ポストへの動線は枕木コンクリートで、常時歩く玄関ポーチへの動線はインターロッキングで舗装しました。
インターロッキングに使用したのは「TOYOプラーガペイブ」。
天然石のような表面なので全体のナチュラル感を損なうことなく、2種のアプローチを楽しめます。
また玄関へのアプローチは一部をコンクリートのR型にして変化を加え、アイストップとして「アオダモ」を配置。
そうする事でアプローチに動きと奥行を出すことができます。
玄関ドア前に植えたヤマボウシは夏には真っ白い花、秋には赤い実をつけ四季を楽しめるシンボルツリーとして人気の樹木。
彩だけでなく目隠しとしての役割にもなります。
ご希望だった芝生は「TM-9」をご提案。
芝生の維持管理費を低減することを目的に開発された省管理型の品種です。
草丈が従来品種の1/2以下なので芝刈りの回数が減ります。
スペースも最小限にし、お手入れがしやすい形にしました。
お客様がこちらの化粧砂利を敷いていただいた事で彩が加わり、玄関までのアプローチがより一層明るくなりました。
また植栽足元のバークチップは地面の乾燥や雑草の発生を防げるだけでなく、色のコントラストとしても楽しめます。
距離の短いアプローチを考える時、庭の見た目をグッとアップさせてくれる重要なポイントとして、少しの彩と植栽をプラスする事もおススメです。