WORK 施工事例

『膝を悪くされたお母様へ、思いやりのエクステリア』


住宅設備同様に外構も二世帯仕様へ。
ご高齢のお母様に優しいバリアフリー設計。
ナチュラルな自然素材と植物が彩り、あたたかく出迎えます。

<外構工事内容:アプローチ、門柱、門扉、ブロックフェンス>

小山市 F様邸
<施工前>
■お客様のご要望■

息子様ご夫婦からのご相談でした。
離れて暮らしていたご一家でしたが、お母様がお一人住まいになるのをキッカケに同居する事に。
2世帯住まいに合わせ、現状必要な機能や利便性を確保するための外構リフォームとなりました。

ご要望として最も重点を置かれたのは、膝を悪くし手術をされたお母様に日中一人で家にいる事が多くなることから少しでも心地よく安心して過ごせるような空間、ストレスフリーなエクステリアにしたいことでした。
<施工後>
■プランニング時のコンセプト■

動きづらいお母様が日中一人で家にいる事が多くなることから、防犯面を配慮しクローズ外構としました。

建物が引き立つ様な素敵なデザインにしてもらいたいとのご要望から、門柱には凹凸のある優しい色合いの「LXIL パストラーノタイル」を採用。
門扉・フェンスにはリアルな木質感のある商品を選択しました。

タイルと木質の柔らかな印象の優しいコーディネートが住まいを上質に演出してくれます。
デイサービスを利用される際の家の出入りを楽にし、歩行への不安を解消するためにまずバリアフリー化を図りました。

アプローチはスロープをご希望でしたが、玄関と道路からの距離が短いため適正な勾配でスロープを作ろうとすると距離をとるのに蛇行し、使いづらくなってしまいます。

現調採寸時にたまたまデイサービスからお戻りになられたお母様にお会いし、実際に足取りを目の当たりにした際「スロープはかえってつまずきやすい」と感じたことから、お施主様にもご理解を頂けるよう丁寧に話し合いを進めました。
<門廻り>

アプローチはステップとしました。
ステップ高さは通常150mm程ですが、今回は低めの120mmに設定。
さらにステップに合わせ適正な位置に手すりを設け歩行をサポートしました。

また階段は門柱前・玄関ポーチ前と2ヶ所に分けたことで、圧迫感もなくゆとりのあるファサードになりました。

素材はクラフト感を大切にしながら選定。
床面は汚れが風合いとして経年美化になる天然石材「Makeland デュオストーン」を使用しました。
道路で立ち止まることがないよう、安全面に配慮し門をセットバック。

門柱前の踊り場には休憩できる「思いやりベンチゾーン」を設けました。
家に入る前にホッとひと息ついたり、植物を眺めながら日向ぼっこしたり。
ゆったりとした時間を過ごせます。

門廻りは植栽エリアを制限し、ベンチからも道路からも緑が楽しめると同時にローメンテナンス空間を実現しました。
門扉はナチュラルな風合いの木調「LIXIL 開き門扉AA」を設置しました。
タッチキーを採用したので、バックの中にキーを入れて置けばOK!
ボタンを押すだけの簡単操作になりました。

お出掛けやお帰りの際にわざわざバックから鍵を取り出す、といった煩わしい手間を省け、鍵のうっかり締め忘れも防ぐことができます。
<玄関ポーチ>

ポーチの階段には手すりが付いておらず、段差も均等でなかったため大変危険な状態でした。

まず段の高さを統一し、汚れの付着を抑えるタイル貼りにしました。
さらに手すりを取り付けて安全への不安も解消されました。
またポーチからリビング前デッキへの動線が確保され、玄関とリビングに繋がりが生まれました。
<外周>

既存の化粧ブロックは色褪せ、汚れが目立っていました。

ホワイトの塗り壁と木調の「LIXIL フェンスAA」を組み合わせて明るい印象に。
勝手口門扉も外構のテイストに合わせて取り替えた事で、スッキリと統一感のある仕上がりになりました。
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